太田ローターアクトクラブ(太田RAC) 活動報告

指導者研修会

2011年6月12日 指導者研修会 記念写真
2011年6月12日 指導者研修会 記念写真

[日程]2011年6月12日(日)

[時間]12:30~登録開始

[場所]日本太田社会教育総合センター

 

 太田RACは2010年度開始時には、会員数1人という悲惨な状況でした。

本年度において、大きな活動をするよりも、自分達のクラブの存続が厳しい現状を考え、「基本的には地区活動には参加しません」と地区の方々には伝えておりました。

 

 実際今期が始まってみると、松本さまの会社より、企業会員として2名増え、兼ねてから在籍していた2名が増え、個人的な知人などを含め、最大8名にまでなりました。

 

 そこから約半年が経過した1月に、地区から”指導者研修会のホストを太田で”というお話を戴きました。

 

 正直にいうと、そこまで動ける状態にあるのか?という不安と、このタイミングで大きな行事をこなしておかないと達成感が感じられず、活動に対する参加意義が薄れてしまうという危機感もあり、実行委員長として手を上げてくれた萩原(RC松本さま紹介の新企業会員)の後押しがあって、引き受けることになりました。

 

 指導者研修会は、来期の会長幹事が中心に参加する研修ということで、今まさに世代交代が行われる太田RACとちょうど重なったイベントとなりました。

 

研修テーマ

「みんなで問題を探し、解決するための議論をしよう」

   ~未来へ続くアクトのために~

 

 

奇しくも、今回の研修テーマが6/4、5に行われた「関東ブロック研修会」と似たような内容になってしまったことを知ったのは、最終打合せが行われた直前でした><

 

 しかし、もっと大きなイベントでも採用されるほどの内容ということで、選択としては間違っていないということでもありました。

 

 この件に関しては、すぐに答えがでるような簡単な問題でもなく、何度も何度でも議論を重ね、そうして、その参加者それぞれが、少しずつ理解し、答えを導き、アクトに対して悩み割いた時間の分だけ、関心が高まり、活動内容が深まるものだと思います。

 

 今回の研修において、短い時間の中で導きだされる答えが、現実的ではない優等生の答案になることを恐れました。例え短い時間の中でも「とりあえず会が成立すればいいだけの茶番」にはしたくなかったのです。その為に、太田RACでは何度も会議を重ね、まず自分達で問題を導き、そして具体的な解決方法を考えてきました。

 

アクトが抱えている問題 → 会員不足

 

なぜ会員が減少しているのか?

・世間的な認知度の低さ。

・例会に参加できない理由がある。

・例会に参加しずらい理由がある。

・例会がつまらない。

・参加意欲があってもどうやったらいいのかわからない。

 

会員が減少している理由はたくさんあります。

その中でまず、なぜ会員になるのか?というところからはじめてみたいと思います。

 

 会員になったキッカケは

1.親などがロータリアン(家族がロータリアン)

2.社長などがロータリアン(企業会員)

3.友達などがアクター(友人会員)

大きく分けてこの3点だと思います。

 

活動をしなければいけない理由があるとすれば、優先順位は上記の通りでしょう。

 

このどれにも当てはまらず、”奉仕を志向する市民”として突然手をあげ、名乗りでた人がいるとしたら、どこのクラブにその受け皿があるのでしょうか?

この問題はいわゆる理想と現実という処です。

 

自分のヒアリングをした結果でいうと、今のアクターにそのような崇高な精神を持って活動している人は限りなく少なく、過去には少しいたような気がします。

 

大多数は、親族・会社でロータリーとの関わりがあるからこそ、活動しているという明確な理由を持っています。

この理由に、これ以上の理由を求めるとすると、ロータリーの存在意義になってくるので、これ以上は深めないこととします。

 

そして、これらの理由に当てはまらない「友人などがアクター」という会員の場合は、様子が変わります。

 活動する動機が違うからです。

 

 

この活動する動機が違う2種類の会員をよく理解しないと、アクトという組織の維持も拡大もありえません。

 

 さて、この話の冒頭の「なぜ会員になるのか?」という答えはアクトという組織がどういったものか、それぞれが何かしらのイメージをもっているからです。

 

そのイメージとはいったいどんなものか?

これは個人によってそれぞれ異なります。

 

・海外に行ける

・友達ができる

・奉仕ができる

・・・枚挙にいとまがありません。 

宗教?

闇の組織?

創業者の集団?

飲み会サークル?

勘違いしたイメージをもってい現在も参加しているアクターもいるでしょう。

 

どれをとっても、アクトの特徴として捕らえると大きく3点あると僕は思っています。

 

それは、  『 組織 / 資金 / 若さ 』

 

この3つを組み合わせると、上記に列挙したすべてにあてはまります。

 

まさに、この3つの特徴を持った「アクト」という団体を各個人がそれぞれの異なったイメージを持っています。

 

 

「なぜ会員になるのか?」の答えは、アクトのイメージが各個人それぞれ異なるため、答えが1つではありません。

それぞれが想像しているアクトというイメージに、少なくとも何かしらの魅力を感じているからこそ、会員となっているのだと思います。

 

18歳から30歳(ローターアクトの対象年齢)という世代は、一般的に奉仕を志向する市民でも、指導者でもありません。

 

ただし、まだ、です。

 

まだそうではない未熟な若人の集団です。

 

アクトという団体を通して、そうなって欲しいと願い、ロータリーが提唱しているはずです。

 

そのイズムが明確でないと、若さという最大の武器を浪費し、利己的に資金を使い、組織力を生かせず、小さくまとまり、とどまっているという結果を招きます。

 

 

もし、世界中にちらばった同世代の若者という組織力を持ち、ある程度の資金があることを十分に理解できたならば、そこから生まれる未来への無限の可能性を具体的に示すことができたならば、これほど崇高な団体は無いと思います。

 

 本来ならば、過去に捉われずに行動を起こせる組織と資金があるはずです。

そうでない今は、ただ、今は、会に所属し、とりあえず維持することが目標になりがちで、過去に倣った会を催し、何かと称しては利己的に資金が使われ、成長することなく若さという貴重な時間を失いがちです。

 

目的を失い、存在意義が見出せないまま、とりあえず走っているものに乗っているだけなら、早めに停止し、降りた方がいいと思います。

 

そういう時間と資金は無限ではありません。

 

もし、乗るなら、その乗車したものが何で、どこへ向かっているのか理解するべきです。

 

 

今回の指導者研修会では、アクトとは何か?

自分はどんな団体に属しているのか?

ということを少しでも理解し、気づけたならば、自ずと起こすべき行動(アクション)が見つかるはずという期待を込めて開催しました。

 

問題を探し、解決するための議論をしよう・・・と言うには少し短すぎたかもしれませんが、未来へ続くアクトのために、大事な時間を共有できたと信じています。

 

 

吉田 

 

参加者

伊勢崎RC 地区ローターアクト委員長 ヒジ 友幸様

桐生西RC 地区ローターアクト委員  坪井 良行様

 

桐生RAC  須永

桐生RAC  宇塚

太田RAC  吉田

太田RAC  笠原

太田RAC  中島

太田RAC  萩原

太田RAC  新井

太田RAC  星野

前橋RAC  沖田

前橋南RAC 福田

前橋南RAC 柳田

前橋南RAC 山口

高崎北RAC 谷

高崎北RAC 矢島

高崎北RAC 石井

高崎北RAC 久保田

高崎北RAC 飯塚

藤岡RAC  矢野

藤岡RAC  大塚

藤岡RAC  佐藤

藤岡RAC  林

藤岡RAC  橋本

富岡RAC  上原

富岡RAC  酒井

富岡RAC  新井

富岡RAC  織田澤

沼田RAC  増田

沼田RAC  小池

沼田RAC  金子

 

RC  2名

RAC 29名

合計 31名